2021年4月1日から4日に第53回公演「ヴェニスの商人」が無事終演いたしました。
今回は2020年2月に宝塚歌劇団宇宙組を退団された星吹彩翔さんを客演にお迎えし初のシェイクスピア劇に挑戦しました。
昨今『ヴェニスの商人』は喜劇の側面だけを捉えるのではなく、悲劇的要素を強調して上演される事が多くなって参りましたが、私どもは敢えてシェイクスピアが書いたであろう喜劇作品として上演。
昨年は一年間公演を自粛して参りましたが本公演は満を持しての上演でそれぞれの役者がこの一年蓄えた力を届けることができました。
星吹彩翔さんが演じられるのは大金持ちで絶世の美女「ポーシャ」。
彼女は自分の夫の友人アントーニオの命を救う為、男装をして裁判の場に乗り込みます。
宝塚で培った男役の演技を活かしながら、天真爛漫な娘役ポーシャにも挑戦!沢山の見所に溢れていました。
また、星吹さんとのW主演として劇団往来座長要冷蔵が金貸しの「シャイロック」を演じ、喜劇のシャイロックを演出家と討議を重ねながら作り上げました。

Comments